ま、普通に考えれば妥当ですかね…

Sankei Web　政治　登院停止３０日で調整　永田氏の懲罰で与党(03/03 18:55)
確かに、国会を空転させたということをやらかしてますが、やったことといえば疑惑の追及で、その根拠がなかったということ。
ただ、政治家の親族とはいえ、民間人の実名をあげたと云うのは、人権問題としてはどうよ？というところです。
しかし、国会議員は国民の代表ですから、懲罰による除名というのは重すぎることは確かでしょう。

これに関連し、公明党の東順治国対委員長は会見で「除名の次に重いのが３０日間の登院停止では差があり過ぎる」と述べ、将来的に規則を見直す必要性に言及した。

まぁ、死刑と無期の差以上にあるような気がしますしね。

ただ、件の議員は今回と同様に根拠のない軽率な発言が目立つ方です。
例えば、平成十八年一月十七日（火曜日）の国土交通委員会、ヒューザーの小嶋社長に対する証人喚問で、公明党の佐藤議員の質問の最後に、

○佐藤（茂）委員　わかりました。偽証罪に問われますよ、いいですね。わかりました。
　最後に一言だけ申し上げたいと思うんですが、きょうは、黙祷を冒頭にいたしましたように、我々関西に住んでいる人間から考えますと、忘れてはいけない、十一月十七日、阪神・淡路大震災から十一周年でございます。
　ところが、最近、国会議員の中で、この阪神・淡路大震災の被災者や、また今回の耐震偽造の被害者住民の心を踏みにじるような、そういう発言を公の場でしている国会議員がいるというように報道されております。
　それは民主党の永田寿康国対副委員長でございまして、この今回の耐震強度の住民の皆さんが火をつけたがっているとか、そういう放火犯扱いしたり、さらには、阪神・淡路大震災の被災者の皆さんが火をつけて激甚災害を得たんだというような、そういう許しがたい発言をしております。
　我々は、この国会でもぜひその真意を確認したい、そのことをお訴えをして、私の証人喚問を終わらせていただきます。

とりあえず、僕は党首討論の翌日からのニュース等を録画してるんですが、僕が観た範囲では、この永田議員の発言を取り上げたところはありませんでした。
もちろん、裏番組の録画をできるようにしてないので、録ってない番組ではあったのかも知れません。
こういう人が、今回の騒動を起こしたということを、マスコミは触れるべきではないでしょうか。

とりあえず、心情的には懲罰で除名して欲しいところですが、法曹を目指すものとしては、除名は厳しすぎると云わざるを得ません。
一番良いのは、本人が自発的に辞職して反省し、再び国民の支持があれば国政に復帰することだと考えます。
しかし、彼は自分で決断できないようですので、法的に従う義務はありませんが、議員辞職勧告決議をするべきではないでしょうか。
そして、除名と登院停止30日以内の間に、何か設けるべきでしょう。